2004年7月31日土曜日

桜木町

b291fbe1.jpg今日は大好きな桜木町周辺で一日を過ごした。ランチを母と彼と3人でして、その後は桜木町と中華街をウロウロウロウロ。やっぱり桜木町のあたりは大好きだな。海があって空が高い。大好きな景色。気持ちがフレッシュになる景色。原点に帰るんだなーこのあたりにいると。とにかくがんばろうっていう前向きな気持ちが生まれてくるところ。

みなとみらい線が開通して以来、東横線の桜木町駅がなくなって不満ぶーぶーだったけれど、今日初めて馬車道駅と元町・中華街駅を利用したらなかなか便利だった。

どちらの駅も、カラーを出そうとしているのが面白かった。パリの地下鉄は駅によって壁のデザインや駅名のデザインが工夫されていておしゃれなのだけど、みなとみらい線はパリのようにちょっとがんばっていた。馬車道駅は赤れんが風。元町・中華街駅はレトロな港の開港初期を装いつつ、モダンな印象もある。JRや私鉄の駅はどれも同じだからこういうがんばりって楽しいよね。ま、観光地だからこれぐらい当然かな。

2004年7月30日金曜日

フローラン・ダバディ氏

先日、フローラン・ダバディを街で見かけた。トルシェ監督の通訳係として来日し、今では文化ジャーナリストだったり、ファッション誌に登場したり、本を執筆したりとセレブな活躍をみせているフレンチの彼である。

家に帰って買ったばかりの雑誌を開くとなんとさっき会ったばかりのダバディさんが執筆した記事が載っていて、読んでみたらけっこう面白かった。ダバディ節が炸裂していた。つまりとってもコスモポリタンな意見なのだ。

記事の内容は、「オリンピックは滅び行く方向に向かっている。これからは国のためではなくて個人が自分のために戦う『人』を祝う祭典にしよう!」といったものだった。

コスモポリタンな地球ではプロのアスリートは自国にいることにこだわらず、腕を磨ける国へと移っていく。昨日までフランス代表チームで戦っていたアスリートが、今日にはアメリカの代表選手として戦っていることだって起こりうるのだ、と言いたいらしい。

国境という枠にとらわれず、いいものはいい!という彼のメッセージはちょうど1年前に聞いたことと通じるものがあった。

昨年の6月下旬、横浜で毎年開催されるフランス映画祭にゲスト出演し、フランス映画への熱い思いを語るとともにあまりフランス人らしからぬコメントが面白かった。

時期としてはそう、アメリカとフランスがイラク戦争に対して異なる方針をうちだして険悪ムードが漂っている頃だったので、フランス絶賛、アメリカ大批判で終わると予想していた。ところが、

「フランス映画だから面白いとかハリウッド映画だからつまらないというのではもうナンセンス。もっと広い視野で文化を捉えたい。どこの国から生まれた映画だから面白いというのではなくて面白いものは面白いものとして評価していきたい。そうすることが互いの国の文化を成長させるのではないか。」

ダバディさんの前に美輪明宏氏もゲストで来ていてコメントの際はアメリカを批判しまくり、フランス映画およびフランス文化をを絶賛した後だった。
同調しないダバディさんの横で、美輪さん、ちょっとしかめっ面になるという感じだった。自分の主張を述べたダバディさんはちょっとかっこよく見えた。

一見するとちょっとミーハーなコスモポリタンに見えるダバディさんだが、去年のフランス映画祭以来、ただの軽いセレブじゃないんだなと見直した。

今回のオリンピックの記事も面白かった。見た目も頭脳もスマート!ダバディさん気になる存在になりつつあるのだった。

2004年7月29日木曜日

フリペ激戦区

4a9f2138.jpg麻布十番はフリペ激戦区。
飲み食いどころは豊富だし、六本木ヒルズ効果で一躍マスコミの脚光を浴びている。というわけで、麻布・六本木・広尾を扱ったフリペが入り乱れている。麻布十番の地下鉄への狭い入り口では常に誰かが何かを配っている。

フリペだけで言えば「アソビッブ」「ホットペッパー」「麻布時間」「チェキランチ」などなど、通勤ラッシュのサラリーマンを目当てに朝から配布に励んでいる。

「アソビッブ」は六本木ヒルズのオープンとともに登場!テレビ東京の番組紹介やキャスターのインタビューが載っているところを見ると、テレビ東京が企画したんだろうな。だいたいイケイケギャル系姉ちゃんが白いミニスカ姿で配っている。

「ホットペッパー」は言わずもがな、女の子大好きのクーポンマガジン。地下鉄入り口付近で身を乗り出して大声で叫ぶ。こちらは元気なお兄ちゃん。

「麻布時間」は麻布十番に新しくできるマンションの建設会社が企画したらしい。麻布を大人の街に位置づけ、オトナ時間を演出したコンテンツで、エグゼクティブや共稼ぎ夫婦をターゲットにしているようだ。2回発行していて、かたせりのや志村けんが表紙を飾っているところからもターゲットの年齢層は高いことが伺える。写真の質は高く一番お金かけてそうな感じ。一度、日英併記で新聞風のも増刊していたが内容は乏しかった。こちらもイケイケ姉ちゃんが配っている。

「チェキランチ」は実は今日初めて見た。またまたクーポン系かと思いきや、ランチに限定したクーポン。特筆すべき内容ではないが、ランチ限定というところで面白さを出したのだろう。これは普通のお姉さんだった。

麻布に店が多いと言ったってこれだけのフリペがあればお店の数にも限界がある。たいしておいしくもない店が特集で取り上げられていたりすると腑に落ちなかったりする。

この手のフリペが次から次へと生まれてくるのに、それでもそれぞれがそれなりの特色を持っているし、広告がついているからすごいと思う。そしてどのフリペが生き残り、どのフリペが消えていくのか・・・。行方が気になるのであった。

2004年7月28日水曜日

ハリネズミな関係

大学時代の友達でハリネズミの関係みたいな友達がいた。似たもの同士で一緒にいるとわかりあえた。彼女の突飛に見える行動も私にはどうしてだかわかったし、私のこともよくわかってる子だった。

似たもの同士で理解しあえるってことがわかると頻繁に会うようになった。そうするとなぜだかうまくいかなかった。毎日会って毎日おしゃべりすると思ったよりも居心地が良くなかった。互いのあくの強さがちょっとづつぶつかった。

同種類だから近くにいると安心する。なんとなくよりそってもみたくなる。けれども、近づきすぎるとお互いのもつトゲがちくちく痛い。それって、私たちハリネズミみたいだねって笑った。

行動的で好奇心旺盛で無防な私たちは、海外旅行もチャレンジャーだった。待ち合わせはアイルランドのダブリン。そこからヨーロッパ最西端の島アラン諸島まで一緒に旅をした。たった一泊二日を供にして、それぞれの旅に戻った。道中あんなに仲良しだった2人は旅から帰るとまたさっぱりした関係に戻った。

きっとお互い一目おいていたんだろう。ライバル意識みたいなものもあっただろう。単に親しい友達に送る視線とは違うものを確かに私は持っていて、この子にはかなわないと思う反面負けたくないと思う気持ちがいつもあった。親友と言う言葉はあてはまらないかもしれないけれど、特別な存在だった。

卒業して3年も経つとそれぞれの道が分かれてくる。彼女は秋から留学することになった。私のハリネズミが遠く旅立つような感じがする。でもきっと何年後かに会っても意気投合できるんだと思う。

2004年7月25日日曜日

『グレープフルーツ・ジュース』

注文していたオノ・ヨーコの『グレープフルーツ・ジュース』がやっとお家に届いた。

全身を使って読むような本。頭を使うのではなくて感覚を使う。理解するのではなくて、感じようとすること。不可能はない。時間のベクトルが未来へしか進まないとしたら、それすらも違うと思えてくる。

読み終えたら、きっと人それぞれの感じ方があるんだと思う。私はそれはそれは、全身が地球とつながってるみたいで、果てしない気持ちと、愛おしさを感じた。大自然の中にいても大都会の中にいても生きることは感じることだ。

ただし、オノ・ヨーコからの「最後の命令」には従えないけれど。

冷やし抹茶

9664c25a.jpg夏になるとたまらなく好きな冷やし抹茶。冷たいお抹茶の方がお抹茶の味が強く感じるけれど、のどごしはまろやかに感じるから不思議。この時期はぬるい抹茶より、氷水で点てる冷たーい抹茶は意外性もあってか、好評の一品。

季節感を出すのも楽しみの一つ。夏用の平茶碗を使って飲むと見た目にも涼しい。夏用にガラスのお茶碗がもう一個欲しいな、と欲深になってしまうのだった。

2004年7月24日土曜日

茶道の先生が嘆く訳

今日茶道の先生に会うと嘆いていた。
「31年間先生を続けて今年初めて部員が入らなかったのよ」と。

先生は自宅で茶道を教える他に神奈川県の高校の茶道部の先生もしている。今年が31年目。それで初めて1年生の部員が入らなかったのだそうだ。職員室に行くと学生の全体の人数が減っていることを聞き、募集に力を入れても効果は出ないという。嘆くしかないというわけだ。

今の時代、お稽古ひとつ選ぶにも選択肢は数限りない。フラメンコ、カポエラ、ボクシング、インド舞踊、ベリーダンス、ヨガ等等、私の友人の習い事をあげるだけでもこれだけは挙がってくる。茶道よりも刺激的で面白そうなものばかり。

けれど茶道は長くやればやるほどはまってしまう奥深さがある。と私は思っている。だから高校生ぐらいから始められるって結構贅沢だと思うんだけどなー。

2004年7月21日水曜日

蜘蛛の恋占い

たいていの場合私は虫は嫌い。虫はだめ。でも家にいる虫の中で見つけても放置しておく虫がいる。いたことを見て見ぬふりをしてしまう。それは蜘蛛。今日も同居人の蜘蛛ちゃんが部屋をうろうろしていた。

子供の頃、蜘蛛を殺すと悪いことが起こると聞いたことがある。それに蜘蛛は家を守ってくれているとも。で、今も蜘蛛を見つけても畏敬の念もあり、殺そうなんて思えるわけもなくとにかく放っておくことにしている。

こんな感じで蜘蛛が他の虫とは別扱いの人は多いに違いないが、蜘蛛がもっと別格で特別な存在だった時代がある。

古代日本では蜘蛛が天井から下がってきたり、網を作っていたりすると、その夜恋人がやってくると信じられていたのだそうだ。男性が女性のもとに通っていたので、女性の側の恋占いの一種で、蜘蛛を見ると怖がったりするどころか、嬉しかったのだろう。「あの方が今夜いらっしゃるんだわ」と信じていたのだろうな。

2004年7月20日火曜日

今日も明日も焼き肉苑

夏になると焼肉やへ足を運ぶ頻度が異様に増える。
夏バテかと少しでも怪しいときは焼肉やへ。お肉とニンニクとキムチでスタミナつける。これが私の夏バテ回避コース。三日連続で行ったこともあるのは焼肉苑。この夏の猛暑に負け早速今日も焼肉苑へ。

麻布十番には韓国大使館があるので、たくさん焼肉やさんがある。本格派の焼肉やさんはたくさんあって値段も高めで足は近づかない。そんな中でも焼肉苑は安くておいしくて元気のあるお店で名物チック。何度行っても何度も行きたくなるお店。一人2000円でビール一杯のほろ酔いとお腹いっぱい気分になれること間違いなし!

お店の経営者は「それでもヤクザはやってくる」の著書で、本やらテレビに出ました!の張り紙がたくさん貼ってあって少々うるさい感じ。隣の席の人とも近いのでやや熱い感じ。

ここ数ヶ月で会社のボスに感動的に柔らかい特上ロースのある焼肉屋や、感動的に分厚い牛タンのお店に連れて行ってもらったけれど、やっぱり行きなれた安くておいしい焼肉苑は落ち着くんだな。

あーまた明日も行きたいわー

2004年7月17日土曜日

無骨な宣伝??

現在公開中の『イザベル・アジャーニの惑い』http://www.elephant-picture.jp/madoi/
私は去年のフランス映画祭横浜の開催中にこの作品を観ていた。そのときは原題のタイトル『アドルフ』を使用していた。

見所はイザベル・アジャーニの美貌であり、それに近づくスタニスラス・メラールの美しさも超一級。二人の美しさを観ているとそれでよしの映画だが、原作はBenjamin Constantの『アドルフ』だし、恋する美青年の苦悩がはかなくも美しい絵を観ると、やっぱり映画のタイトルも『アドルフ』のままでいいじゃんと思ってしまう。

日本でのイザベル・アジャーニの知名度にあやかってか邦題を『イザベル・アジャーニの惑い』にしたのだろう。宣伝だってイザベル・アジャーニが主演といちいち説明しなくてもいいから近道だ。

去年公開された『僕の妻はシャルロット・ゲンズブール』の時もそうだった。原題は『僕の妻は女優』で、シャルロット本人も自分の名前が邦題に使われているのは映画の意図することとは違うと正直に答えていた。

映画の邦題へのタイトル化は難しい。宣伝マンを悩ますのだろう。原題のままでは面白さも伝わらない。特にフランス映画はただでさえ知名度が低いだけに、主演女優の名前を使っちゃえってことになるんだろう。宣伝の戦略には仕方のないことだ。でも、ハリウッド映画だったら、『ニコールキッドマンの惑い』なんてタイトルはありえないだろうな。そう思うと日本で観るフランス映画の宣伝って無骨だよね。