2005年1月29日土曜日

中国でマンション買えますか?

2005年に入って早々に、中国で13億人目の子供が生まれたとかでニュースになりました。実際カウントされていない人口を含めれば15億人とも20億とも言、13億人目というニュースはさほど驚きはなく、むしろ白々しい気がしてしまう。

それより最近で驚きなのは中国バブル。今、上海では高級マンションの建設ラッシュだそうで作れば売れるという売れ行きだそう。平均3LDKで価格は8000万円。大理石のフロアにイタリアやドイツのキッチン設備が据え付けられる。購入者は上海人以外が多く、外国人や富裕層の中国人が投資目的に購入するのだとか。

8000万円だったら、東京都内でも高級マンションが買えるから驚きの高値です。しかも大卒の初任給が3〜4万円といわれている国で起きている出来事とは思えない。もちろん、一般向けのマンションは2000万クラスであるみたい・・・

貪欲な人は荒稼ぎできちゃう環境があるんでしょう。
でも、それを他人事のように驚いている場合でないと思ったのが、中国に進出する外資系企業で不人気なのが日系企業ということ。

仕事の評価、そしてそれに対する報酬が明確でなく、さらに権限を与えてもらえにくい。極めつけが給料が安い。それが日系企業のイメージだそうな。欧州系では2,3人でまわしている上海事務所も、同じ業種で日系となると30人もスタッフがいたり・・・。売上げも下回っていたりするそうで。

なんだか競争激化する上海で取り残されることは、世界で取り残されていくことの象徴みたいな気がしてしまうのですが・・・

先日読破した「蒼穹の昴」は時代はうってかわって清王朝の末期を描いたもの。ロシア、イギリス、日本・・・列強の国々に飲み込まれそうになる中国の恐怖心がよくわかりました。しかし、もう少しすれば中国が世界中を飲み込んでいくのかもしれないのです。

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