2004年10月24日日曜日

新座市 平林寺へ!

臨済宗の専門道場「平林寺」

新座市野火止に位置し、630年の歴史と東京ドーム13個分の敷地を誇る雄大なお寺。東京に隣接しながらこれだけの竹林と木々の自然に恵まれ日本の自然百選にも選ばれている。

京都でお寺周りをしていると、禅宗のお寺のひっそりとした趣に、これぞ求めていた空気と思うことがある。清水寺もいいけれど、しっとりと観光客もそう多くはない禅宗のお寺を狙っていくと気分が和に落ち着く。「平林寺」は一歩入るとその求めていた趣を備えていた。

昨日は、京都妙心寺派の本山から、平林寺に来て修行中している知人を訪ねての訪問だった。もちろん修行中なので、普通は訪問はできない。その日は特別で、彼の実家のお寺の檀家さん40人を招いての公開ツアー。1年に1度のチャンス。それに参加させてもらった。

お経を読み上げてもらった後、平林寺の老子さんからお話を聞いた。茶礼もあって一服し、境内をまわる。広大な自然も素晴らしかったが、座禅道場や台所、薪でたくお風呂、掃除の大変な廊下は、知人から聞く修行話の中に出てくるもので実感がわいて面白い。ここでご飯を1日中作っているんだー。改めて彼の修行生活の大変さがわかるのだった。

来月天皇の訪問を控えているとかで、急ピッチで境内の石畳が取り替えられていた。かなり大々的だ。紅葉を狙っての訪問だろうか。境内に植えられたモミジの木はなんと1万本近くあるとか。東京の紅葉と言えば「平林寺」。そんな代名詞になるまで後5,6年はかかるなーと老子の一言。楽しみですね。

0 件のコメント: