2008年7月26日土曜日

千利休の謀略 谷恒生



「千利休の謀略」 谷恒生
★★★
初心者向け

秀吉が栄華を極めた時代、利休が裏でどのような政治的計らいをしていたのか、それがどんな企みであったかを描いた小説。

利休を知る上で秀吉との関係は欠かせない。のめり込むほどの面白さはないが、淡々と時代背景を確認しながら秀吉と利休の関係をこんなふうに想像してみるのもいいかも。

利休はカリスマ性をもって不気味なまでも冷静な知的芸術家と描かれているが、一方秀吉は信長と比べスケールの小さい猿、器の小さい男として描かれている。秀吉ファンには気持ち腹立たしいだろう。

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