2004年9月14日火曜日

チャペックのロボット

チャペックは1890年〜1938年を生きたチェコを代表する作家。『ロボット』という小説では、ロボットが心をもち人間に反抗し戦争を起こす世界を描きこの小説がもとに「ロボット」という言葉ができたのは有名。

先日遅ればせながら『MATRIX REVOLUTIONS』を観た。拍子抜けするようなエンディングを見ながら、ロボット戦争で古株の『ターミネーター』を思い出していた。

『ターミネーター』を初めて観たのは小学生のとき。衝撃だった。映画の世界を鵜呑みにした。ロボットが進化したら心を持つ。そして人間と戦争をおこすんだ。そう本気で信じてしまって怖かったのを良く覚えている。ロボットなんて作らなきゃいいんだと本気で思った。

以来十年以上が経ち、世の中は進化し、アイボというかわいいロボット犬も登場。ロボットは俄然進化して映画も進化した。『AI』は角度が違うけどロボット対人間だし、『ターミネーター3』『マトリックス』に出てくるロボット戦争は子供の頃思いもよらなかったようなもの。過激で刺激たっぷりで哲学的要素が濃くなった。

そしてきっと1,2年経てば、ロボットは進化して、映画もそれにともない進化する。新たなロボット対人間の戦争が描かれていく。チャペックが1世紀前から予言した社会に一歩一歩近づいていくのだな。

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