2004年8月3日火曜日

麻布十番、ガマガエル現る!

麻布十番とカエルには密接な関係があることは知っていた。

知っていたけれども、ガマガエルが私のおうちに現れたときはかなり驚いた。それは猛暑真っ盛りの7月の後半。夜の10時ごろだった。私の部屋はマンションの1階なのでベランダではなくちょっとした土がある。植木がちょこちょこっと置いてあって、その間から夜突如としてガマガエルちゃんがやってきた。

すごい、でかい!こんな大きなカエルは生まれて初めて見た。スターバックスのラージサイズぐらいはあった。立派だった。身体全体にイボイボがあって茶色く、黒い筋が入っていた。ずしっと座り身動き一つせず貫禄を感じた。しーんとした暗い夜の中、私たちはしばらく見詰め合った。

見詰め合ううちに驚きは喜びに変わる。こんな都会に、ガマガエルちゃんがこんなに大きくなるまで育つ環境があるなんて。どうやってここまでやってきたの?何しに来たの?なんだか嬉しくなっていた。私のところに来てくれてありがとう。お礼に周りの土を水で湿らせた。あまりの暑さにガマガエルちゃんも気がくるって人のいるところに降りてきたのかもしれない。

伝説では江戸の昔、麻布のがま池に住む大ガマが大火を消し止めたと言われている。事実、この地域一帯は、不思議と火災が少なく、地元ではがま池のご利益ともされている。麻布十番稲荷のカエルのお守りも、この伝説にちなむもの。で、私もちゃっかりカエルお守りを2つも持っている。都会といえども、麻布十番ほどカエルが出てきて当然の土地はないのかもしれない。

大ガマ様の使者なのか。何だかいいことが起きそうな気がしてくるのだった。

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