2004年8月30日月曜日

群馬県、南牧村を訪問

3b692a04.jpg青木さんは南牧村で地ビールレストランを開いている。村おこしを狙って始めた地ビールだが、くせのある味はわずか人口3000人の村には合わず、いまやおつまみで始めたピザが主力商品。町のピザ屋さんとして名をはせる。

上野から高崎まで2時間。高崎から下仁田まで1時間。下仁田から南牧村までバスで40分。家を出てから青木さんのところに到着するまで5時間はかかる。そんな長旅をしてまで会いに行ったのは地ビールとおいしいピザだけが目当てではなく、青木さんという人の人柄の影響するところは大きい。

5年前にコペンハーゲンでたった一度食事をともにした。それから4年後に渋谷でご飯をともにした。全部で2回。それしか会っていないのに、全面的に信頼できる人。それが青木さん。いい人のレベルを超えたいい人なのだ。事実、あの山奥まではるばる青木さんに会いに行く人の多さには私も驚いた。

南牧村では、山奥の滝を見に行っては自然に畏れおののき、美しさに感嘆した。夜は青木ファミリーやその友達に囲まれて団欒して過ごした。夏休みのキャンプとしては最高のひと時だった。

しかししかしとても暖かい懐の影には過疎化の進んだ問題も目の当たりにした。10年後この村はもうないかもしれない。そんな和尚さんの言葉が胸にヒビキやりきれなさを残す、そんな旅だった。

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