2004年8月24日火曜日

和をもって尊しとなす

全てを受け入れること、肯定することは簡単。
全てを受け入れず、否定することも簡単。

よし、全部受け入れようと心に決めれば、あとは受け入れていくだけだ。

でも、そうやっていったとき、何か正しくないものに出会ったときにとっさの判断が鈍くなる。あ、これは違う、間違っている。YESって言っちゃいけない。ってことは瞬時に感じないと物事は流されていく。終わった後にあれは違ったんだ、YESじゃないよ、といっても手遅れ。

常に否定してばかりいるよりも、肯定していくほうがいいし、ポジティブではあるけれど、何でもアリにしてしまうとおかしいことが起きても自分では気づかなくなってしまう恐れがある。

怒ったり、叱ったりできる人が最近少ないのは、こういう柔な受け入れ態勢を持った人が増えてきているからかなと思った。『和をもって尊しとなす』は何でもアリっていうのとは違うのだ。何がイエスで何がノーか。すばやく判断できるようになりたいと思う今日この頃である。

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