2004年7月21日水曜日

蜘蛛の恋占い

たいていの場合私は虫は嫌い。虫はだめ。でも家にいる虫の中で見つけても放置しておく虫がいる。いたことを見て見ぬふりをしてしまう。それは蜘蛛。今日も同居人の蜘蛛ちゃんが部屋をうろうろしていた。

子供の頃、蜘蛛を殺すと悪いことが起こると聞いたことがある。それに蜘蛛は家を守ってくれているとも。で、今も蜘蛛を見つけても畏敬の念もあり、殺そうなんて思えるわけもなくとにかく放っておくことにしている。

こんな感じで蜘蛛が他の虫とは別扱いの人は多いに違いないが、蜘蛛がもっと別格で特別な存在だった時代がある。

古代日本では蜘蛛が天井から下がってきたり、網を作っていたりすると、その夜恋人がやってくると信じられていたのだそうだ。男性が女性のもとに通っていたので、女性の側の恋占いの一種で、蜘蛛を見ると怖がったりするどころか、嬉しかったのだろう。「あの方が今夜いらっしゃるんだわ」と信じていたのだろうな。

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